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2007年7月29日 (日)

羽蝶蘭の献花②

クマはただの犬だったが、セグは凄い犬だった。クマは雷や花火でもなると、昔、人に撃ち殺されていた頃の獣時代のDNAが甦るのか気が狂ったように吼える。しかしセグは吼えずじっとしていた。「凄いね怖くないのかね」と思っているうちに夏祭りの花火大会が終わって間もなく、セグが吐いた「えぇー!我慢していたんだ!」よく我慢する犬だった。しつけも良く、散歩中人をチョコチョコ見て少しも前に出なかった。ジャンプ力が凄く、カラヒナで繋いでおいてもカラビナをジャンプしてコンクリートに叩きつけ、何かの弾みで解けて、勝手に散歩に出ることがちょくちょくあった。迷惑をかけたが、人の役にも立った。ある時、に救急車が通った。そのうちにセグが吼え始めた。延々と吼えて止まらない。クマと言えばお付き合いのように吼え、たちまちくたびれてお終い。こんな事は今までに無いよなーと普通なら外に出で犬のそばに行くところ、この日はなぜか外に出たくなく街灯を点け洗面所の窓を開けて「セグちゃんどうした?」と話かけた。セグは西の方を向いたまま延々と吼え続けて止まない。下のキャンプ場ではしきりにマイクを使って号令をかけている様子。土曜日だからにぎやかなのかな?それにしても遅くまで騒いでいるなー。そのうち車の音がせわしくして、外に出てみると、家の前が警察の車でびっしり。「どうしたんですか?」と聞くと「静岡からやくざが三角関係の争いの果てに男を撃ち殺し女を連れて拳銃もって逃げてきた。工場の門柱に車をぶっつけて自分だけ逃げた。崖を降りたらしい、ピストルは途中で落っことしていった。」と言う「こら!ヤナイ!応答しろ!」と拡声器のようなものを使っておまわりが連呼する。エェーッ!!キャンプじゃなかったの?はた迷惑が、明日は早々お客が来ると言うのに寝不足ジャン・・・・。セグは一時の休みも無く延々と吼え続けおまわりも「ヤナイ!ヤナイ!応答しろ!」と吼え続ける。(以下次号)

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