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2009年3月23日 (月)

高千穂次元

Dsc01920今迄で一番揺れた空から見下ろす海は、めだかが動いているような船がちらつく東京湾だった。高曇りの空のしたに富士も見下ろせ、やがて現れる九州の海岸線が美しい。はるばると来てみれば、どうという事はPhotoあった。とたんに違うのは人だった。宿の送迎車で特別に真名井の滝を案内してくれ、いきなりの別天地。夜の神楽奏者ははカメラを向けると、顔を向けポーズをとってくれる。明朝早々に高千穂神社を参拝すると早くも清掃の社の方がいらっしゃる。声をかけるとなんと、近所の主婦のご奉仕だった。掃除をしないと、毎朝の食事Dsc01926を頂く気持ちが湧かないのだという。思い出のように昔のこの地の話や「かりぼしきりうた」確かそういう民謡まで口ずさんでくれ、近いので是非よってと誘われたが、写真を撮っ て分かれた。「はずかしい」といいつつも清掃を終えたおDsc01925_3 清めの水場の脇にすっと、しかもふんわりとした笑顔で立ってくださった。そこはかとなく漂う気品がこの地をいっそう尊厳あるものに感じさせた。このひとに逢う日だったのかと何故か思った。(写真は加工しました)写真で見る高千穂神社は小さく見Dsc01954_2えるが、廻りの杉の大木が凄く、いたるところに大木があり、岩と水と、樹の都という感じだった。 宿に戻って朝食後、真名井の滝でボートに乗ろうと思ったら突然のアクシデント。Dsc01939お連れ様が高千穂一周の計画を主張。結局バス発着所でであった語り部N01の運転手さんに 案内され、一同ご機嫌。天岩戸神社、天の安河原、国見ケ丘と覚えきれなDsc01942いほど回った。Dsc01943_2 一生懸命ねがいの石を摘むお連れさん。つぎの日バス停であった地元の老婦人。80歳近かろうか?「私が小学校のときはあそこで一週間も合宿をした。何も無い詰まDsc01960_2んないところ飽きてあきて・・・今みたいに石なんか何も積んでいない、なにがいいんだろ」とペロッと舌を出し、そのあとに「バーカ」が付きそうなその口ぶりがこのちの方言と相まってなんとも言えDsc01958_4ずおかしい。観光者が作り上げた観光地か?改めてこのおびただしい小さなケルDsc01967ンを見ると、人の思いというもののパワーを感じないわけにはいかない。人が念じるパワーが核となって広がってゆく形。不思議。Dsc01969_2 今は数年前の台風で線路が崩れ再起の見込み無く動かない電車。その駅。フアンが多く再起を狙っているという。この地の人は皆親切で道を聞いてもいわれを聞いても一生懸命答えてくれる。お礼を言うと恥ずかしそうに笑った、あの女子学生の笑顔。終点について一休みしているバスの運転手さんは、「すみませーーーん」と声を張り上げると、ポテトチップの袋に手を突っ込んだまま転げるように走ってきて、袋を押し上げるようにして「あそこ!」といった。

なんだか、涙が出るような感動がありがたくおかしく、身に沁みる。

コインボックスもおかしかったが、此れは長くなるのでパス。Dsc01965_2

  道中、東国原知事の看板が2個。バス停に一個空港に3個。そこいらじゅうがそのまんま東看板。

ホラ!Dsc01974_2       ホラ!

Dsc01972_5高千穂のバス停に立っている看板は大きさが人の寸法だった。(モザイク加工しました青年!)

この前に学生が長く人を待っていた。 そのうち草臥れたのか、そのまんまにおんぶし始めた。その様子が余りにもおかしく帰りのバスの中で笑っているこちらと目が合った。彼は嬉しそうに笑い、その姿が余りに他意が無い笑顔で思わずさようならと手を振ると彼も手を振った。3度手を振ってバスが動いた。ここはどこよーーー日本だよなーーー。五月の風にDsc01971揺れる大木の緑。自殺志願者の心を誘う渓谷美。此処に寄り掛かってもう半日もこうしているか・・・とも行かずやがて羽田の人となる。外に出て見ると闘牛の突進のように殺気立って走る人の群。

Dsc01975_3

山手線に漸く乗っては見たものの身動きも出来ない満員電車。この夜中まで・・・・。電車の中では熟睡する中年男子、電車が止まると外も見えないのに、突如立ち上がりワリワリと人ごみを掻き分けて降りようとするが、なかなか進まない。必死で降り間際、「荷物背負うんじゃあない!」と捨て台詞。「あー!此処は日本。現世に帰ってきた!」

現世から高千穂次元の人に今頃だけど写真を送ろう。住所と名前を何度も伝えてくれた。もう少しで1年ですぞ。現世の人間は駄目ですな~。ごめんなさい。

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