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2009年9月13日 (日)

ウズノシュゲ

宮沢賢治童話村、賢治の学校ではこのような額が展示

されている。

9810_027

園芸屋としては、このウズノシュゲに目を留めないわけには

行かない。

何のことかと言われても私にはわかったような亦分からない

ようなきがします。という一節をみて

「わかったようなというところを聞かせてもらいたい」

と思ってしまう。

5日ばかり考えていると、こちとら泥百姓の見解とすれば、

{渦巻きの朱色の毛}でしょう。縮めて「うずのしゅげ」でしょう。

賢治は植物動物鉱物と広く興味を持って、翁草の花を

身をかがめて下から覗き上げたでしょうが、一般の百姓が

今日の食事にも事欠く日々、忙しく未明から暮れ時まで働く

道すがらしゃがみこんで翁草を覗く者が多いとは

とても思えない。言ってみれば花茎の短い翁草が下を向いて

咲くのである。実物を見てもらえば分かるが、微毛に覆われて

その花の色を隠している。身をかがめなくとも目に付くのは

花の後に発生する種子である。その大きさ花の3倍にもなり

夕暮れの疲れた百姓の目にも留まりやすい。それは

高山植物のチングルマを巨大にしたように美しい。種子が

充分に実ってくるとその毛は逆立って色を失ってくるが、初めの

うちは、実に美しいほんのりと赤い色付きがある。逆毛に

なる前は毛に艶がある。

翁草のことを確か5月に乗せていると思った。

003

あー悪い悪い、4月29日でした。このブログでは

下を向いている花もうまい具合に写っていますがどう見ても

種のほうが目立ちます。

写真は、もっと実が入り、灰色掛かった白になってゆく。

実が入ると、風に飛ぶ準備に向けて、逆毛を立ててゆき、

触ってもぐさりと抜け落ちる。

まず百姓のイーハトーブ的見解に間違いないと思うよ。

簡単明瞭単純そのままでしょう。

賢治の記念館では{ガガイモ}と言う植物の実を、つまり鞘

を置いていた。「職員が今朝採ってきた」というつる性の植物で

この地ではゴマザイ亦はゴマンジャイと言っているそうである。

このゴマザイは童話の「鹿踊り」「蛙のゴム靴」に乗っている

そうだ。因幡の白兎ではないがゴマザイの毛でこすってもらって

助かったと言う話はいかにもそうだと思わせるふわふわと

やわらかく変化してゆく美しいものである。

記念館内は撮影禁止であるが。このガガイモは

スタンプ台の上に載っていた。ちょうどオクラの実の角を

なくして丸くして長くしたようなものだった。ちょうど実に

亀裂が入り、中から真っ白い絹糸の束のような毛が

はじけて覗いていた。先端についている種は平べったく丸く

この種をもらえますかと言うと どうぞと言うのでもらってきた。

こんな。

Dsc04321

絹糸はすっかり綿毛になっていた。

9810_008

賢治の記念館には花がある。ペットボトルと蔓を使って並べてある。

えらい!!。

斜陽館には1輪の花もなかった。然し人がすごかった。

賢治の記念館の受け付けにも安達由美を超えるかと思う

美女がいて、東北人特有の色の白さは針で突いたほどのシミもなく

我輩の馬鹿な質問に真剣に答えるその大きな瞳とにらめっこ

していると、どきどきした。あまりの美しさに

亦見たくて、質問に行ったら、もういなかった。写真も撮らず、

ざんねーーーん。

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