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2010年3月29日 (月)

岩付き岩タバコ①

今時分、とても気になる事に、岩タバコがあります。岩タバコは山地

の沢筋の岸壁に張り付いて、季節のめぐりと共に気温の上昇と、水

の補給を得て、葉を展開し5月の頃、山では6月頃に爽やかな花を

咲かせる、花の茎15センチばかりの山野そうですが、これを愛好

家が栽培して、失敗することに、春先の水の管理が90%を占めると

言う気がします。今年のように、急に温かい日と雨の多い日は呑気

に構えていられません。

岩タバコの今の状態は、緑色の固い塊に成っているはずです。丁

度紙を揉みしだいて、ぎゅっと丸めて縮め、沈んだ色合いのグレー

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の強い緑です。そのしわしわがやがて魔法のように伸びて艶やかな

葉となり、やがてネコの手先のように内に巻いた蕾が、そろそろと伸

びてくるのです。 今は、美しいといえる状態から、程遠く、寒さに縮ま

っています。これが温かさに、ふっと緩んだときに強烈な寒さが来る

と、この塊は、根本から、ボロッと落ちます。腐って落ちるまで、やや

間がある為に原因を知るには非常な関心と、時間が要ります。この

時期に枯れる岩タバコの恐ろしさは、地表の全てが腐り、小さな芽

も無い再起不能の、消滅にあります。葉の表面だけを霜でやられて、

真っ黒に成って、その年の鑑賞に値しないというだけでは済まない

のです。岩場に張り付く姿はサーカスですし、水が無くとも、一冬を

生き抜く、言うなれば強いという言い方も出来ます。然し、其れは自

然に適応するために、授かった力です。人が自由にしようとしても、

その流れを、変えることは出来ません。自然の状態に置く、つまり

霜の心配がなくなるまで、水を与えない。ということです。固い蕾は、

水を寄せ付ける隙間を持ちません。その状態を春の安心な季節ま

で見守ってやるということです。元々は、山で生きる植物を、傍で見

ていたいという実に贅沢極まりない選択をして、岩タバコの鉢を山野

草店で買ってきたものです。その世界に足を踏み入れたからには、こ

の野草の生態を、よくよく知り、どのように世話をすべきかと、試行錯

誤を重ねることでしょう。其れが、やがて、自生地の、植物を守り、山

の異変に気がつく元となれば、これに勝る物はありません。それぞ

れの身近にある何かは、それに気がつくかつかぬかは、ひとつの

流れのうちですが、厳然とした、サイクルを自然が組んで、その組み

込まれた中に我々がいます。小さい草花が美しいのは其れを愛で、

守れという、他ならぬ自然の願望であり、指令であろうとふっと思う

のです。温かい日には、どこから飛んできたか、セメントの袋、弁当

の箱、ビニール。そんな物を拾い集めながら草花の様子を見てみま

しょう。6月には、葉ざしをして増やして置きましょう。とても増えます。

直接、地表に植える場合は、岩タバコを完全に隠す庇のような樹、

又は石などが必要です。又新たに、日を替えて説明いたします。

いっぺん活着すれば、ほぼ自然状態で、たいした世話も無く癒しを

もらえる、これが山野草の庭の醍醐味でしょう。

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