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2010年7月18日 (日)

羽蝶蘭の後始末

羽蝶蘭もいつまでも花を楽しんでいると、球根の太りが悪くなる。と

いわれるが、確かに羽蝶蘭は花を咲かせるという事が、大変な労

力なんだろうという事が分かる。

Simg_3486

此花は薩摩千鳥の交配実生で異常な程の大輪で咲く羽蝶蘭だ。

以前にも取り上げた事があるが、500円玉を超える。この羽蝶蘭は

肥やしをしないで、つまり用土の中に肥やしを入れたり液肥、置き肥

あらゆる肥やしをくれないで育てないと、綺麗に咲かない。育ちすぎ

てガク片に育ちすぎた花が押さえられてガク片を跳ね除けられなくな

る。長くつぼみ状態でいる内に花が黒く成ってくる。

それが水だけで、育てていると、花弁に厚みがみなぎり、小ぶりで張

りが出る。障害を生むことなく、簡単にガクを跳ねて咲いてくる。肥や

しをくれないと力がでないものもある。その羽蝶蘭の性質。まぁ、此

花が、正確には羽蝶蘭といえるかどうかは別の話になる。

本来、野生の九州産の、詳しい事は語る学識がないがハクサンチド

リ属に入れられている羽蝶蘭に実に形態が似ている此花は小さい

花だ。それが交配によって、このような大輪花が生産された。何処

に薩摩の血が見られるかといえば、距の部分で、あとは葉だろう。

距がこういう太さと短さになるのは、薩摩千鳥しかないような気がす

る。そっくりではないが、距の太さと短さは、薩摩はもっと短いし細

い。安房千鳥ほど細くない。個体差だけで、一概に決められないが、

訛り言葉はお国の手形と言うほどのものがあると思う。

羽蝶蘭をてがけている人ならば、くどくど説明する必要は無いのだ

が山草業者は側顎片とは耳のような花弁を指し、顎とは中央の花

弁を包んでいる部分を言っている。

山草業者は、省略、簡潔に語る節があって返って分かり安いが、正

確、学術的に語ると、このガクといっているものは、外花被であり、

花弁を含めて、内花被である。学術的と言うその対象は、当方では

、今のところ、牧野図鑑である。調べたい方はどうぞ。

山草関係の本はとても分かりやすいですが、その内暇になったら・

・・・・・・。当方よりももっと詳しい山草業者がおいでですが、彼ら

は、商売繁盛で忙しく、こんなことを語って遊んで入られないのです。

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