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2012年3月13日 (火)

ソーラー黒パネル。

去年、9月に、写真展のために相模原公園のグリーンハウスに通

ったとき、店先にソーラーパネルを展示しているものを見かけて、寄

ってみたいと思いつつ、先を急いだり、駐車場がなさそうだったりで、

いつか展示が消えていた。

山で一番困るのは水と燃料(電気)だ。食料も勿論だが電気がないと

連絡の手段が絶たれる。今は携帯という便利なものに頼って行動し

ているために、ガソリンを上げて、発電機を回すか、このソーラー発

電に頼っている。このランプも、中身はソーラーだ。石油ランプは、

突然ソーラーランプが切れた非常時のため、隣に並べて、置いてあ

る。山に燃料を上げる。それがどんなに大変か、長く居るとわかる。

もっと小屋の照明や、発電を充実させる必要がある。頭から離れな

い課題だった。問題のソーラーが

橋本のセキド電気にも展示していた。それは屋根に取り付ける型で

当山小屋には、需要と供給の一致を見ない。補助金が出る時期で

熱心な売り込みだったが屋根にべったり張るタイプは、敬遠している。

また、最近、ソーラーシステムの売込みがあった。

この営業マンが、青ケ岳山荘のボランティアまがいの営業に、理解

を示してくれた。貧乏ボランティアにも同情したのか、親切だ。

「集めた電気が売れるシステムを山の上では作れるわけでなし、

蓄電しなければ、夜は使えない。となるとこれがいいのは」と、説

明してくれたのが

Dsc09182s_2

これ!。

見せてもらったパンフレットを一目見て、

「あ!これ知ってます!」と声が出た。

以前にもテレビでやっていた。そして店先で見たのもこれ。で、ア

ーダコーダと散々質問をして、営業の青年も色々調べてくれて、そ

ういうことかー・・・!!みたいな領域に達しつつある?!?。

知っているようで知らないことばっか。

屋根にべたべた貼り付けるようなものを頼んだら、大変なことに

なるところだった。

思い込みで、パネルを沢山張れば、電気はOK!みたいなことを

考え勝ちだが、いくら貼っても必要な電気を使うだけで、夜の照明

はアウト。蓄電して初めて、使える話。そうなるとまた別の問題。

近いところに、大きいパネルが来たが、黒パネルではない。

立派な小屋に蓄電池がバーーン!とはいっている。

見てもらったら、やってできないことはないがマニアの仕事だそうだ。

となると、やっぱり既製品を買うのが一番早いだろう。

蓄電池は、使わないでいると消耗する。つまり、充電を常に行うと

いうことだ。となると、テストで電気を使って、後は切ってそのまま

放置しておくことはできない。何が何でも山に挙げて、作動させる

必要がある。下で使ってもいいわけだが、特にそこまでは必要と

しないし、現在考えない。となると、分解しても、この大きいものを

雪の時期に挙げられるか??。駄目だろう。もう少し雪が溶けな

ければ、いくら驚異の力持ちの柳川さんでも大変だ。

で、どこに設置するか。またパネルの移動になるか・・・・?!!。

Dsc07797s

ポールが深く埋まっているので動かせないと散々脅かされたが、た

った30センチだった。小野さんが片手でゆすったらぐらぐら・・・。4人

いたからお遊び。そのあと、2回、合計3回移動したが、一人で肩に

担いで抜いて、回したときは、2日ぐらい肩が苦しかった。3回目も

ひとり。

Dsc08581ss

小屋の東の壁を保護する必要に迫られていたのと、南面の整備

設置工事で、ソーラーのポールが邪魔になってきた。

Dsc08585ss

年の離れた同級生グループと、太田さんグループが、出発するかし

ないかの朝から工事を始めた。

・・・・激憤の影法師。Vサインを出して本人を激励!。190センチの

太い杭を、地上部1メーターまで打ち込む。休憩者の相手をしつつ

Dsc08590ss

3本目には、だんだん嫌になってきた。

Dsc08593sss

その時現れた青年。休憩の合間に雑談をして、駄目だろうなと思

いつつ話してみた。

「どれですか!?いいですよ、こう見えても大学時代は剣道部だっ

たんです」と快くボラんティア。これは固くてなかなか打ち込まれず

丸太の頭が割れた。すごい力持ち・・・ありがたかった。彼は、杭を

一本打ち込んで二人の幼い息子を思い出し、脱兎のごとく山頂を

駆け上がっていった。

「今度息子ときて、お父さんが打った杭だよと見せるんだ」そうだ。

ほのぼの・・・!

とてもまじめな方で、冗談も通じない。

「こんな事をしていても、情けないかな、もうすぐ90になります」

「えーすごいですね、僕のおばぁさんは、去年90でなくなりました」

・・・・絶句・・・・・ごめんね。もう少し生きる・・・。

工事は続き、やや完成図。

壁に土嚢を積む工事が続く。春になったらソーラーパネルは、東に

向ける。ポールは動かす必要がない。頑丈な柵の上に載せる。

たとえまたこれを動かすようなことがあろうとも全然平気。お茶の

子さいさい、楽しいだらけ!2回目に学習して、3回目は頭を使った。

「出来ない!できないやめろと」何とか鳥が耳元でなくのは、すべて

却下。問題は場所だ。

まず第一に、季節によってよく陽が当たるところを頭に入れておく

必要がある。

この小屋は、目クラでも触ればわかるが、南に向いて庇がある。

「太陽は南から上ると」目くじら立てて係ってくるが、南から陽が上

がったためしがない。天変地異でも無い限り、真冬といえども南東

だ。5月ともなるとやや北に寄った東だ。前に設置した地点は、こ

の庇にじゃにされ、目の前の木にじゃにされ、ようやく日が当たる

ころは、雲が 湧いて来る。山の天気は、あらかた朝が決め手と

なる。なんでこんな不合理な主張をするのか不思議で仕方なかっ

た単にモノを見ていないから分らないという話ばかりでない。が、

そういうことかと解るのに少々暇がかかった。わたくし奴は山は診

れても人を診る能力はないんだな・・・。とりあえずは言葉を信じて

しまうんだな。川村賢治君みたいに・・・。

今年はこなかったなー。正解正解。色んな妖怪変化が出没する?

変な小屋に来るんじゃあないよ。山の木や虫なんかばかり見てい

る変な者が頑張っているだけだ。

さて、問題のソーラーだが、

Dsc08611ss

この山小屋の冬場の強力なソーラー設置地点は窓の左となる。こ

の地点は、庇にも、邪魔されず目の前の木も避ける。ここでは早く、

陽が西に傾くだろうと思うのは、小屋で暮らしていない人の語り草。

陽が回る時間には、悲しいかな必ず雲がわき、機能ダウン。

問題は朝の陽をいかに取るかに尽きる。東に移しただけで、朝6時

には切れたソーラーがピッと音を立てて、ランプがつき、発電を開

始する。冬でも7時には発電する。携帯電話の電池切れが一番厄

介だ。そのために、携帯を2台持っている。移動する前は、発電開

始が8時だった。

木村のリンゴではないが現実を見るということに尽きる。この地点

に置くのは、黒パネルか、それとも、青パネルになるか、まだまだ

試行を重ね太陽眺め雲の動きを眺めその他の事情を加味して、

決定だろう。

これで、夕食時、にいきなり電気が消えて、こないだつけたばかりの

発電機を作動させようとして、

「あれは動かない、あれは駄目、あれは動かない、あれは駄目」と

、呪文のような怪奇な攪乱にパニックになる事もなく、電燈ぐらい

ではあんな不愉快な思いもしないで済む。

やれやれだ。・・・・思い出すよ・・・。

「大変失礼いたしました。これからソーラーについて勉強いたします、

どうかお許しください」と馬鹿な騒ぎをした、次の朝、出発の登山者に

頭を下げた。

あれから一年。勉強とは言い難い知識だろうが、また一つクリア

なるか。

なりそうでござる。

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