« 桧洞沢 | トップページ | 相模上臈ホトトギス »

2013年10月10日 (木)

臼ケ岳はブナガ岳か?

春だった。登山者がやってきて、ブナガタケ・ブナガタケと連発する。
「ブナガタケってどこ?」と聞くと、「すぐそこですよ、ほらココ!」と
地図を出して、指をさす。

なんとそこには、臼ケ岳があった。
「臼ケ岳ジャヤン!」
「えー!!ブナガタケですよ!ちゃんとカナがふってあるじゃあな
いですか!!」

Dsc00407s

見てびっくり、そこには、まさに絶妙な間隔で、いかにも山の名前に
カナを振ったと、いう感じでブナと、赤い文字でカナがふってある。
並み居る全員が腰をむかすほど驚いた。それは臼にふったカナで
はなく、この地点はブナの群生地であるという府なのであって、ふり
の地図上の場所が正に臼ケ岳はブナガタケと呼ぶのだと思わせた。
「うわーーー!知らなかった!ショックだーーー今日6回ぐらいみん
なに連発してきたーガーーー!!ショック!!」
と、本人は頭を抱えている。

それにしても、今まで気が付かなかった。臼が岳は、臼が岳で、何
十年もそう思い込んで、無意識に、地図を見ているから、そこに
ブナがあろうとツツジがあろうと臼が岳は臼が岳なのである。人間の
無意識というのは、あって無きに等しい。そのぐらい、頼りないもの
だ。見ていないのだ。だから気が付かない。

慣れた人間でも、注意深く地図を見ていれば、臼が岳の上に、符牒
のように、ブナという赤い文字があるということを知って、吃驚するよ
うな質問にも、混乱しないで答えることができる。

人というものの、不確かさを改めてかみしめた。
嗤っている場合ではない。
大野さんに忠告しようと思いつつ、まだいっていない。

« 桧洞沢 | トップページ | 相模上臈ホトトギス »

桧洞丸青ケ岳山荘から」カテゴリの記事

最近のトラックバック

カテゴリー

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ