駒草の庭造り

2008年9月19日 (金)

白馬岳のコマクサ

アーご無沙汰ご無沙汰! Photo_5

こないだテレビを見ていたら、白馬岳のコマクサが写っていた。皆さんも見ましたか?。いつかの白馬も遅い夏で九月上旬が花盛りだった。特に印象深いのは鑓岳から鑓温泉を通って、猿倉に降りる道中の長かった事。南アルプスの白鳳峠から広河原に降りるのには負けるが何しろ長い。然し見事なのは山野草の群生の凄さだった。山頂は岩砂礫に所々コマクサが生えていて、びっしりと言うわけではなかった。それでもトウヤク竜胆を見たときはその複雑な黄色に感動した。コマクサは予想外に丈夫な草で、用土と場所さえ選べば、簡単に出来る。以前はよく実生をして花を咲かせた。これは結構やっている人が多い。庭に砂場を作り、かなりのお花畑を作って楽しんだ。

まず用土は砂単用。場所は夏じりじりの日向。冬はブルブルの日陰。肥料は化成肥料。以前はよくエドボールなる石垣イチゴにやる肥料をバラッと撒いた。油粕は駄目。

この冬日陰と言う事で誤解されると困るので申し上げておくが、樹下の日陰ではない。建物の陰とか、山の陰、つまり冬、何の保護するものの無い、バリバリ凍る、と言う意味の日陰なので樹下の日陰は冬の寒さから保護されるので、コマクサは腐る。砂の厚さはまず20cm以上は欲しい。コマクサはよくした物で、乾季には下に根を張り、雨季には砂の表面近くすれすれに根を張る。商売柄増やして販売していたので砂地よりこぎあげて鉢上げした。そのときの根の張り方に「へー・・・!」だったのを忘れられない。増やすと言うからには実生もした。始めは自然に種がこぼれて、茶道で使う茶杓のような形の、3センチばかりのピロット長い緑の銀粉を吹いた様な1まいっ葉が出て2年目には人参の葉のようになり、3年目には花が咲いた。テレビでは10年かかると言っていて吃驚したが、無肥料だとそうかもなと思った。東京で作ったと言う人は知らない。然し橋本の駅前で、毎年鉢で花を咲かせ増やしているお客さんがいて、よく用土を買いに来た。あるときその用土の中に、赤玉土が少々混じっていた。つまり粗悪品だった。それを知らず売った。封を切っては商品にならない、あたり前だが赤土交じりの砂のためにコマクサは全滅した。根に絡みつくような粘り気のある用土は絶対駄目。モーレツな文句が来た。山野草の庭の初めにも申し上げたが、この草はどういう場所が好きか、つまり、何処に植えるべきか、その選択と用土、これが1・2・3まで大事。肥料はオマケ!良くどんな土を使っていますかというから「ハイ」なんてうっかり見せるといきなり手を突っ込んで手のひらと5本の指でゴリゴリもんだあげくパットその土を戻す。ゾットするのは私ばかりだろうか?いってみれば用土は草木のご飯、他人の茶碗にどんなものを食べているかと手を突っ込んで飯つぶををニギニギシタ挙句フーンこんなものかとばかりにそのご飯をまた茶碗にバット戻されたらどんな気がする。ムカツクダロウ・・・が!その戻された用土をぱっと掬い、外に捨てるとご当人は無言。だが2度と来ないなー・・・、きっとどこかの店に行ってコチトラの悪態を散々いっているだろうう。聞いた相手はニヤニヤしつつ自分は嫌な思いをせずに、こういう御仁を過激に教育してくれて、オマケにお客まで増えて、ラッキー・・・キーだろう。こんなワガハイは罰が当たって、明日起きたら眼がつぶれ、あさって起きたら足がモゲ、惨めな晩年が待っているだろうよ・・・・・アー愉快愉快!と言っていたら本当に次の朝バキッ!と歯が欠けて吃驚!ところがどっこい捨てる神あれば拾う神あり、あわてて歯医者に行ったら、その日は大当たりの宝クジもん。やっぱりこっちもラッキーダーーー!

と脱線しつつ、コマクサ撒いて、大文字草を撒いて、岩南天撒いて・・・・米躑躅撒いて・・・泥にまみれて勝ち得た現場からのメッセージがコレダー。

当方の場合は、本から得たお陰は、残念ながら10%もアーリマセン。

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